Stchang’s Diary

すとちゃんが綴る、他愛ないほのぼの日常。

コーヒー

 どうでもいいことだけれど、ぼくはコーヒーをよく飲む。ボトルタイプのブラックコーヒーだと1日2本は飲む。ブラックが好きである。いつからそうなったのだろう。前はどちらかというとブラックより砂糖とミルクが入っているものの方が好きだった。最近は、もうずっとブラックコーヒーばかりを飲んでいる。

 

 ぼくの友達に「紅茶はノンシュガー、コーヒーはブラック「しか」飲めない。両方とも、甘いものを飲む奴なんて気が知れない」とまで言い切っている人がいる。最初にその意見を聞いた時、その極端な発想に声を出して笑ってしまったが相手は大真面目だった。そこにははっきりと「甘いものは全く受け付けない」というニュアンスが含まれていたし、その友達は後日、実際にそのニュアンスと同様の発言もしていた。その厳然と甘党を淘汰する姿勢に、次第にぼくは腹が立ってきて一度彼と諍いになりかけた。その頃ぼくは、まだ甘い方が好きだったのだ。

 

 ぼくが好きな映画なんかを見ると、そこに出てくるコーヒーは大抵、ブラックだった(そんなことがない映画も、もちろんたくさんあります)。それに影響されたのかもしれない。ぼくは影響されやすいタイプの人間だった。今でも洋画を見終わった後、知らず知らず登場人物の真似をしながら帰路についており、道行く人に笑われる。そこだけ切り取られればコメディ映画である。見終えたのはアクション大作なのに。

 

 本や音楽にも、コーヒーは時に重要な位置付けで出てくることがある。そんな時は親近感とともに読んだり聞いたりしている。人知れず、コーヒーの中身はブラックだと想像している自分を発見して、試しにわざと甘いものに切り替えて考え直したりしている。甘いものに想像が切り替わった時、ほくそ笑んだりしている。自分がちょっと何を言っているのかわからなくなってきた。

 

 仕事に疲れたのかもしれない。一息つくために、ブラックコーヒーを一口。