Stchang’s Diary

すとちゃんが綴る、他愛ないほのぼの日常。

美術館と散歩

 タイトルにあるどちらも、この街にきてから好きになったもの。地元には気軽に行ける距離に美術館がなく、自分に散歩をする習慣もなかった。

 

 こちらに来てから随分歩くようになった。と言っても、色々なところに行ったわけではない。同じ場所をぐるぐると何度も往復するような形で、いつも決まって同じ場所に立ち寄ってぷらぷらとしているだけである。でもそのせいで歩く習慣がつき、心なしか体が軽くなった気がする。

 

 そんな中で、地元で気軽に行けなかった美術館にも関心が向いた。開けた場所に出向いて、比較的大きな美術館で、常設展示を鑑賞するための料金を払って、こちらでもぷらぷらとしている。もちろん第一には、そこに展示されている美術品目当てで行くのだけれど、あてどもなく散歩するような時間もはっきり楽しみの一つに含まれている。

 

 美術にはあまり詳しくない。何度も言及しているけれど、ぼくには全く絵心がない。なので学生の頃、美術の成績は散々なものだったし、歴史などのことについても全く明るくない(興味はありますが)。それでも何か心惹かれるものが確かにあるので、週末、気が向いたときにふらりと立ち寄ってしまう。常設展示だと、料金もかなり良心的で、足が向きやすいというのもある。

 

 万歩計なんてものも存在するけれど、生まれてこのかたつけたことがない。自分が歩いたことをはっきりと数値で示されるのは全くもって気にくわない…、と言うわけではない。単にどこで売っているのかもあまり知らないし、必要性を感じないのが理由である。

 

 これからは視野を広げて、色々な場所に立ち寄るようにしようかな、と思いつつ、昨日もよく行く美術館に行ってしまった。楽しかった。